サイトのアクセス等に関する様々なデータを入手することができるGoogle Analytics。
便利な反面、多機能すぎて「どこを見たら良いのか分からない」という人もいるのではないでしょうか。
今回はGoogle Analytics初心者の方向けに、基本として見ておくと良い画面を4つ紹介します。この画面を見ることで、アクセス解析として最低限のデータは確認できるようになります。
僕が「Google Analyticsってどこを見たら良いんですか?」と言われたときに、まずこれを見てください、と答えている場所なので、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
※本記事のGoogle Analyticsの画像は公式デモアカウントのものです。
基本の画面1:ホーム
Google Analyticsでビューを表示すると、まず最初はこのホーム画面が表示されると思います。
特にどこも触っていない状態なら、このホーム画面で特定期間のアクセス数(PV数)やリアルタイムのアクセス数を確認することができます。

「何人来てるかな?」「どのくらいアクセスを集めているかな?」というのを確認するだけであれば、とりあえずホームを見ておけば良いということですね。
単純なアクセス数だけ見たいという場合は、極論ここだけでも大丈夫です。笑
なお、アクセス数を見る時は期間の設定も忘れずにチェックしましょう。
デフォルトでは期間が「過去7日間」になっているため、ひと月のデータが見たければ「過去28日間」などに変えることをおすすめします。
基本の画面2:ユーザー概要
[box class=”box25″ title=”表示方法”]「ユーザー」>「概要」[/box]
サイトへのアクセスに関してより詳しく確認したくなったら、ユーザーの概要レポートを表示するのがおすすめです。「ユーザー」の中にある「概要」をクリックすることで表示できます。

このレポートでは「ページビュー(PV)」「セッション(SS)」「ユニークユーザー(UU)」といった指標ごとの数字を確認することができます。
初心者のうちは、「何回ページが見られたか」がPV、「何人がサイトに来てくれたか」がUUという考え方でOKです。セッションについては慣れてきてから気にすれば良いでしょう。
ここを確認することで、例えばPVとUUの数がほとんど変わらなければ、1人につき1ページくらいしか見てくれていない(=直帰されがちである)ということが読み取れますね。
それぞれの推移を確認することで、「PVは伸びてきているから、UUを増やす施策を打ってみよう」というように、運営計画を立てる手助けとなるデータを得ることもできます。
基本の画面3:チャネル
[box class=”box25″ title=”表示方法”]「集客」>「すべてのトラフィック」>「チャネル」[/box]
このレポートでは、サイトへのアクセスの流入元チャネルを確認することができます。

「Organic Search(=自然検索から)」「Referral(=他サイトなどから)」「Direct(=直接)」などの流入経路が分かるので、弱い部分を見つけて強化する計画を立てることなどができます。
Organic Searchからどれくらいのアクセスがあるかを見ることで、SEOの成果をざっくり確認することができるので、覚えておくと良いでしょう。
なお、発展的な内容になりますが、セカンダリディメンションで「ページ」を追加すると、例えば「○○のページにOrganic Searchで××アクセスがある」というようなデータを確認することもできます。
検索に強いページや、逆に検索が弱いページを発見するのに使える他、アクセスが多いページのアクセス源が何なのかを突き止める目的でも使えるレポートです。
基本の画面4:すべてのページ
[box class=”box25″ title=”表示方法”]「行動」>「サイトコンテンツ」>「すべてのページ」[/box]
このレポートでは、サイト内のそれぞれのページにおけるページビューや直帰率などを確認できます。

どのページにアクセスが一番集まっているのかや、どのページの直帰率が高くなってしまっているのかなど、サイト運営の役に立つ情報を多く拾うことができるレポートなので、ぜひ覚えておきましょう。
アクセスの多いページからアクセスの少ないページへ内部リンクを貼って回遊率を上げたり、直帰率の高いページの原因を探して改善したりと、有益な施策を打てるようになります。
デフォルトではページビューが多い順にデータが並んでいますが、直帰率や離脱率が多い順に並べて、改善が必要そうなページを見極めることも可能です。
まとめ
正直なところ、Google Analyticsはセカンダリディメンションを使えるようになってからが本領発揮だと僕は思います。
ですが、初心者のうちに小難しいことを覚えようとすると、アナリティクス自体に拒否反応が出てしまう危険性もあるので、まずは上記4つの場所を確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。
慣れてきて、「こんなことが知りたいけど、どうやったら確認できるのかな?」という気持ちがムクムク湧いて来たら、発展的な内容を学び始めてみると良いでしょう。