お恥ずかしい話ですが、僕は今まで何となくSoftbankのスマホを使い続けていました。
格安SIMというものが存在するのは知っていましたが、ちゃんと調べるのも面倒で、なあなあで現状維持を続けていたのです。
ですが、流石にこのままではお金がもったいないと思い、このたびようやく格安SIMへの移行を行いました。
そうしたら、あっという間に月5,000円の節約になってしまいました。
「もっと早くやっておけば……」と思わざるを得ない節約効果。今気付いて移行できて良かったなと思う反面、やはりこれまでの携帯料金がもったいなかったなという思いは拭い切れません。
もし今この記事を読んでいる人で格安SIMを利用していない人がいたら、悪いことは言わないので真面目に検討してみることを強くおすすめします。
以下このページでは、実際に格安SIMに変更した際の手続きや、実際に使用してみた感想などを書いていきます。良ければ参考にしてみてください。
目次
既に持っていたiPhoneに格安SIMを入れることに
まず、僕が今回契約した内容を紹介していきます。
格安SIMは格安スマホとセットで購入(契約)することができますが、今回は既にSoftbankで購入していた相棒のiPhone SEが現役だったので、中のSIMだけ格安SIMへ変更することにしました。
そして、格安SIMのMVNOとして選んだのはUQモバイルでした。
[box class=”box29″ title=”MVNOとは?”]少し前から良く聞くようになったMVNOという言葉ですが、簡単にいうと「他社の通信インフラを借りてサ ービスを提供している事業者」のことを指しています。
ドコモ、au、Softbankのように自社で基地局を持 っていませんが、それらの会社の設備等を利用する形で通信サービスを提供しています。[/box]
なぜUQモバイルにしたのか?
UQモバイルの格安SIMは、完全に評判で選びました。
そもそも格安SIMは各業者のプランや特徴が分かりづらく、比較するための情報を集めるのも一苦労です。
安さが魅力の格安SIMですが、プランの価格だけで選んでしまうと通信速度が遅く、快適さが失われて本末転倒になることもあるそうです。
そうした中、UQモバイルは速度と快適さに関する安定感が非常にありました。格安SIMの通信速度調査結果では堂々の実速No.1に輝き、RBB TODAY 格安SIMアワードでも2015-2018上半期の5期を通して通信速度部門第1位となっています。

スマホヘビーユーザーとしては、やはり快適にWEBやTwitterの閲覧を行えることは重視したかったので、UQモバイルに軍配が上がった次第です。
ちなみに、僕は楽天カードユーザーで楽天市場を利用するので、楽天モバイルにするべきか少し迷いました(楽天モバイルの通話SIMを契約していると、楽天市場でのポイント還元が+2%されます)。
しかし、毎月そこまで多額の買い物を楽天市場で行うわけではないので、+2%よりも快適な通信の方が自分にとってメリットが大きいと判断し、UQモバイルにしました。
SIMが対応しているかしっかり確認することが大事
ここは非常にややこしいポイントなのですが、格安SIMには「ドコモ系」「au系」「Softbank系」というものが存在します。
それぞれ利用できる機種が違うため、例えば「この会社のこのSIMはこの機種には使えない」ということがあるのです。
SIMを入手した後に対応していないスマホだったことが判明したら目も当てられませんので、今持っているスマホを使い続けながらSIMだけ替える場合は、各社の「動作確認端末」を必ず確認しておくようにしましょう。
ちなみにUQモバイルの動作確認端末は、以下のページ中ほどにある「動作確認端末一覧」というリンクから確認できます。
SIMロック解除が必要かどうかもキャリアと機種によって違うので、ここは最初にしっかり確認しておいてください。
SoftbankからUQモバイルの格安SIMへの移行手続き
ここからは実際に行った手続きを紹介します。
まず、移行するにあたって下記3点を準備する必要があります。
- 本人名義のクレジットカード
- 本人確認書類
- MNP予約番号
[box class=”box29″ title=”MNP予約番号とは?”] 三大キャリアからMNPで格安SIMを利用する場合、MNP予約番号という番号が必要になります。
これは、三大キャリアの契約で現在使用している電話番号をそのまま引き継ぐために必要なものです。これを用意しないと、同じ電話番号での移行が行えません。
なお、SIMだけ新規契約して新しい電話番号を入手することもできますが、特に理由がない限りは同じ電話番号で移行した方が面倒が少ないでしょう。[/box]
必要なものを準備したら、いよいよ手続きを行います。今回は下記の流れで行いました。
- SIMロック解除
- MNP予約番号入手
- 格安SIM申し込み
- 格安SIM受け取り・設定
それぞれ詳しく説明していきます。
SIMロック解除
まず、スマホにSIMロックがかかっている状態だと、他社のSIMを挿して利用することができません。
他の手続きを行う前にこちらは解除しておく必要があります。
Softbankの場合はMy Softbankから手続きを行うことができます。
ログイン後、「契約・オプション管理」を選択した先に「SIMロック解除手続き」というのがあるので、そこから手続きを行いましょう。

途中必要になるIMEI番号は、iPhoneなら「設定」>「一般」>「情報」と進んだ画面を少し下にスクロールすると見つかります。
なお、ソフトバンクショップでもSIMロックを解除してもらうことができますが、ショップでの待ち時間が発生する上にお金(3,000円)がかかります。
節約のために移行する以上、お金をかけてしまうのは本末転倒ですし、難しい手順ではありませんので、ぜひ自分でやりましょう。
MNP予約番号入手
今回一番面倒だったのがここです。Softbankに連絡して移行するためのMNP予約番号をもらいます。
Softbank側としては顧客流出と同義なので、諦めさせる気満々の洗礼を受けます。
まず、MNP予約番号というのは電話をかけないと入手することができません。
Softbankの場合はソフトバンクの携帯電話からなら「*5533」、一般電話からなら「0800-100-5533」に電話します。
ここで、担当者に繋がるまで10分くらい普通に待たされます。長々と待たせることで諦めさせようとしてるんじゃないか、と思うくらい待たされるので覚悟しましょう。スピーカーモードにして、他のことをしながら待つというのがおすすめの方法みたいです。
ようやく担当者に繋がったと思ったら、あの手この手で転出を思い留まらせようとしてきます。
「お客様はあと○ヶ月待てば解約手数料がかからないのですが、それはよろしいですか?」とか、「今これだけポイントが貯まっているのですが、ここで手続きするとそれは失効します。よろしいですか?」とか、「この窓口でしか確認できないポイントが貯まっている」とか色々言われました。
ですが、ここで思い留まるとズルズルと今の状態が続いてしまうことは分かっていたので、「あ~そうなんですね~大丈夫で~す」と、「全く興味がない」という態度を取って進めたらある程度スムーズに進みました。
僕は引き止められることを事前に調べて知っていたので冷静に対処できましたが、知らなければどこかで思い留まってしまうんだろうな……という印象もありました。
逆に引き止められることを知っていれば問題なく対応できるので、今この記事を読んでいる人は大丈夫ですね。
MNP予約番号は電話の後にSMSで届きました。
格安SIM申し込み
MNP予約番号を入手したら、いよいよ格安SIMの申し込みです。
僕は初期費用無料のキャンペーンを行っていた下記サイトから申し込みました。
[center][afbtn class=”flat2″]UQモバイル申し込みサイト≫[/afbtn][/center]
必要なものが揃っていれば、かなりサクサクと申し込みを進めることができます。
本人確認書類は写真を撮って、申し込み後に送られてきたメールの返信に添付すればOKです。僕は免許証を持っていないのですが、写真付きの住基カードでも大丈夫でした。
格安SIM受け取り・設定
※SIMを入れ替える前は必ずバックアップを取るようにしましょう。
今回一番面倒だったのはMNP予約番号の取得ですが、一番大変な思いをしたのは受け取ったSIMの挿入でした。
ちょっとミニマリスト意識で家にモノがない人は、SIMカード取り外しのピンの代わりになるものが無いのです。
ピンは実家にあったため、代わりのものが必要だったのですが、ピン代わりに使えるとして有名な「ゼムグリップ」「安全ピン」などが我が家にはありませんでした。
ダメ元でつまようじと竹串と透明ピアスを試してみたのですが、前者2つは穴に入らず、透明ピアスは強度が足りなくてダメで、本当に困りました。
結局、偶然サイフの中に入っていた小さい缶バッジの安全ピン部分で事なきを得たのですが、「何かあるだろう」と高を括るとひどい目に遭うことを思い知りました。
これから格安SIMに乗り換えようとしている人は、まずSIMを取り外すピンを持っているか確認しておくことをおすすめします……。
実際に格安SIMを使用してみた感想
さて、実際にUQモバイルにしてみた感想ですが、前評判通りかなりネット通信はサクサクで快適です。Softbank時代よりも通信が速くなったんじゃないかと思うことすらあります。
東京メトロで地下を通っているときに一瞬だけ電波が入りづらくなることがありますが、その他の場所では電波も今のところ問題ありません。
これで月5,000円ほど安くなったというのは本当にすごいですよね。ネットをあまり使わない人ならもっと安くできますし。
情報強者がお金を貯められるというのは、こういうところから来ているのかなと思う次第です。
これで通信速度が遅くなったりしたらかなり不安になると思うので、UQモバイルにして正解だったかなと思っています。
まとめ
これまで書いてきた通り、格安SIMへの移行はかなり面倒です。しかし、その分大きな節約効果があるのは間違いありません。
1回移行手続きを終わらせてしまえば基本的にずっと節約効果が続くので、面倒でも頑張って行う価値があると思います。
実際にシミュレーションしてみると分かりますが、たとえ今のキャリアで解約の違約金などがかかったとしても数ヶ月で回収できるので、思い立ったときに移行してしまうことを僕はおすすめします。
UQモバイルを選ぶ場合は、以下のサイトからなら初期費用がかかりませんし、端末も一緒に買う場合はキャッシュバックが得られる可能性もあります。
[center][afbtn class=”flat2″]UQmobileに初期費用0円で申し込む≫[/afbtn][/center]
毎月5,000円が浮いたらかなり大きいので、ぜひやってみてください。